2階一般病棟では、慢性期疾患に対する治療目的の患者さまが多い中、自分の持てる力を最大限に生かすための取り組みに力を入れております。病院環境でありながらも患者さま個々の生活パターンに合わせた関わりを大事にしております。
また、近年、看護師が退院支援に関わることが増える中、様々な退院支援の形について学ぶ機会を設けたり、必要な資料の作成の取り組みを行い、患者さまやご家族の意向に合わせつつ、患者さまの残存機能を活かした支援へとつなげられるよう日々努力をしております。
日常生活では、患者さまが何に困り、苦痛を感じているのかという視点を一人一人の看護師が常に持ち、認知症や機能障害などで訴えることのできない患者さまのサインを見逃すことのないようベッドサイド時間を多く持つ関わりに力を入れております。
疾患の特徴は、透析患者、神経難病、血液疾患、認知症、肺炎、脳血管疾患などです。
3階一般病棟は、患者さまの病室という限られた環境や病状に合わせた食事制限、病気に伴う活動障害がある中でも、患者さまの望んだ生活に少しでも近づけられるように支援しております。また、ご家族も病院近郊から遠くには旭川から面会に来られています。面会時や電話連絡により、患者さまの入院生活の様子をお伝えし、ご家族の方に少しでも安心していただけるよう努めております。
当病棟スタッフは明るさがモットーです。
疾患の特徴は、透析患者、神経難病、血液疾患、認知症、肺炎などです。
療養病棟では、言葉で自分の思いや苦痛を訴えられない患者さまが多く入院されています。そのため私たちは、日々、患者さまの表情・顔色など小さい変化にも気付けるよう、五感を使った観察力を大事にして援助しています。また、患者さまが長期療養される中で、健康への思いや療養生活への不安に寄り添えるよう、患者さまとご家族とのコミュニケーションを大切にしています。日常生活の援助を中心に、そこから得られる患者さまの変化やご家族とのコミュニケーションからやりがいを感じ、私たちも日々勇気づけられています。
疾患の特徴は、神経難病、脳血管疾患などです。
外来の看護において大切にしているものは、接遇・迅速さ・現状の把握・地域連携です。最初に患者さまを受けれ入れる場所であるため、接遇を重要視した対応が必要です。
今年度、外来では、看護師全員が介護保険の仕組みを学び、外来通院中の患者さまの介護保険利用の状況を把握し、要介護認定が必要な時期に申請できるよう促し、必要なサービスを受けられるよう介入することを目標としています。現在、高齢化や慢性疾患患者の増加、在宅医療の推進、平均在院日数の短縮化で外来患者数は増加しています。私たちはそのような中で家庭や施設との地域連携を図り、患者さまが病気や老いとうまく付き合いながらも安心して住み慣れた地域で最後まで生活できるように支えていくことを目指しています。また限られた時間の中でカンファレンスも開催しています。
血液の体外循環という治療を行っている透析では、少しの気の緩みで思わぬ事故を招きかねません。安全で安心できる透析の提供を目指し、業務や医療機器のマニュアルの整備や感染対策を行い、日々の安全が確保でき、患者さまへの安心へとつながるよう取り組んでいます。また、接遇の言葉遣いを見直し、丁寧なコミュニケーションを大切にすることで、一日おきに治療に来られる患者さまとの間にも、節度を持ちながら話しやすい雰囲気づくりを心掛けています。